ジーユーは15日、東京・渋谷にデジタルソリューション機器を導入した「ジーユー」渋谷旗艦店をオープンする。レディスのフルラインと豊富な在庫のほか、サイネージでのアバター作成と着せ替え、公式アプリでのバーコードや試着室のICタグの読み取りなどを活用してもらい、似合う商品、色・サイズ・在庫情報がすぐ見つかる買い物体験を実現する。
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18年11月末の原宿ショールーム型店舗「スタイルスタジオ」に導入したデジタルソリューションの全てを実店舗に入れる。柚木治社長は「客にとってはリアルとデジタルの境目が、よりなくなっている。買い方も衝動でなく、誰かへの憧れでもなく、〝自分に似合う〟をより慎重に選ぶため、その購買体験満足を実現したい」と話す。接客力の育成も強化する。若い来店客を想定して大学生のアルバイトも採用、等身大のスタッフから「似合う」を薦め、実店舗ならではの購買体験を向上させる。
今後、新規出店ではデジタルソリューション導入店舗を増やす方向。既存店にもスタイリングスキャンは積極導入する。原宿ショールーム型店はデータ取得などで有益に機能するが、在庫を置く既存店の経費などを考慮、出店するか否か検討する。