ゴールドウイン 大阪万博で制服提供 中里唯馬氏と製作

2024/12/16 06:28 更新NEW!


左から宮田氏、中里氏、ゴールドウイン常務執行役員の新井元氏

 ゴールドウインは12月12日、「25年国際博覧会」(大阪・関西万博)で、シグネチャーパビリオンのスタッフが着るユニフォームを、ファッションデザイナーの中里唯馬氏とともに製作し、提供すると発表した。屋根も壁もない屋外での活動を考慮し、フォーマルさを持ちながら、通気や遮熱など快適性にこだわった。

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 慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章氏がテーマ事業プロデューサーを務め、万博会場中央に広がるパビリオンで採用される。パビリオンコンセプトの「いのちを響き合わせる」を踏まえ、太陽の光から着想を得たグラフィックデザインを中里氏が考案。従来の染色に比べ、大幅に水使用量を削減できるデジタル捺染機でプリントし、アイテムごとに柄が異なるよう設計した。

 提供アイテムは、帽子とジャケット、シャツ、パンツ、雨具。ジェンダーレスなデザインで、シャツの前立ては左右いずれを前にしても着用できるようにしている。きものの帯からヒントを得たウエストベルトは、位置を自由に変えられるため、様々な体形や好みに合わせることが可能。袖下から脇がファスナーで大きく開閉するなど、通気性にも配慮した。



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