福岡国際空港 免税店エリアを拡大、改装 日本ブランド特化の店揃えも

2024/12/24 17:00 更新NEW!


福岡国際空港の新免税店エリア(イメージ)

 福岡国際空港は、25年3月28日にリニューアルオープンする新免税店エリアの出店ブランドが決まった。従来の4倍の広さになる約6000平方メートルの新免税店エリアには、ファッション・コスメ関係(酒、たばこ、食品などを除く)でブランドブティック13(うち新規ブランド4)、コスメ79(27)、ファッション36(13)が出店する。

 国内空港免税店では初の取り扱いとなるブランドに加え、既存ブランドのブティック展開で取扱商品を大幅に増やす。ブランドブティックは空港初となるジャパンブランドに特化して店揃えするほか、コスメエリアでは国内外有名ブランドからライフスタイルコスメなど幅広い化粧品や香水を取り扱う。

 同社は福岡・九州・西日本の玄関口として、国が実施する滑走路増設事業に合わせて、現在、国際線ターミナルビルの増改築工事を行っている。ウォークスルー型となる新免税店の中央には「YAGURA」(やぐら)エリアを設ける。八女提灯(ちょうちん)・博多織・酒だるから成る高さ8.7メートルの大型やぐらを設置し、福岡らしさ・日本らしさを演出する。新免税店のオープンに先行して25年3月19日には、手荷物受取所内に到着免税店を新たに開設し、洋酒やたばこに加え、世界的に人気の高いティーやコーヒーも扱う。

 ブランドブティックは、イッセイミヤケの複数のブランドを取り扱う店舗や、「ケンゾー」(国内空港免税店初)、「オニツカタイガー」、「ポーター」(免税店初)、「メゾン・ミハラヤスヒロ」(国内空港免税店初)など、新規4ブランド、既存9ブランドが入る。

 ファッションは「ラコステ」、ジルダ・ロアエックと黒木理也が02年にパリで立ち上げたライフスタイルブランドの「メゾンキツネ」、コペンハーゲン生まれの「マリアブラック」、「聖林堂」など、新規13ブランド、既存23ブランドが揃う。



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