《FB用語解説》キャンブリック 艶出し加工した綿織物

2021/08/03 06:22 更新


 cambric。本来は細番手のリネンを用いた緻密(ちみつ)な平織物で、ベルギー国境に近い北フランスのカンブレ(cambrai)で作られたものをいう。カンブレの麻織物に似せて、英国で綿織物(主として金巾、シャーティング)の裏だけのりを付ける「裏のり付け」(バックサイジング、バックスターチング)、及び艶出し機(カレンダー)で「艶出し加工」(カレンダー加工)を施したものを大量生産したため、のちにこれらの綿織物を指すようになった。この裏のり付けと艶出し加工を合わせて「キャンブリック仕上げ」という。



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