《FB用語解説》ウール クリンプとスケールが生み出す不思議な性質

2018/03/22 04:00 更新


 wool。羊から採取した毛。よじれながら波打つような縮れ(クリンプ)があり、表面はスケールと呼ばれるうろこ状の構造に覆われている。クリンプとスケールが、撥水(はっすい)性や伸縮性、かさ高性や吸湿性と放湿性、断熱性と通気性といった不思議な特性を生み出している。

 繊維の太さ(繊度)はミクロン(1ミクロン=1マイクロメートル=1000分の1ミリメートル)で表し、もっとも細いもので約10ミクロンだが、通常の衣類は20ミクロン前後のものが使われる。世界で最も多く産出されているメリノ種は主に豪州で飼育され、白く、繊維が細く、適度に長く衣料に適している。



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