ファミリア19年秋冬 虫の配色や質感をイメージ

2019/04/01 10:57 更新


 ファミリアの19年秋冬物は、「ネクストステップ」がテーマ。創業時から大切にしてきた物作りへの姿勢を具現化して伝える。神戸本店では、服やかばんの製作のプロセスを公開し、物作りに触れる機会を増やしている。

 商品は「虫」をイメージソースに、鮮やかな配色や質感を取り入れる。カットジャカードのシャツは、昆虫をデザインに取り入れた。1万2000~1万3500円。

 アウターでは、パターンや価格を見直した。Pコートは、袖の幅を細くし、襟の大きさを変えてすっきりとした今っぽいシルエットにした。価格は従来の価格帯よりも若干上げて、4万1500~5万1000円。

 一方、着る機会が限られるオケージョン用のハーフコートは、価格を下げた。3万1500~3万5000円。

 ベビーでは、肌着のデザインやカラーバリエーションを充実した。パステルカラーのシンプルな商品に加え、赤やパープルを揃え、ボーダーやギンガムチェックなどの柄も出す。プレママが、楽しくわくわくした気分で出産準備をして欲しいとの思いを込めた。

 展示会では、シーチングを使って仮縫いしたパターンや、刺繍の図案を商品と並べて見せた。店頭でもこうした取り組みを続け、縫製や素材へのこだわりを一言添えて接客に生かす。

ファミリアの19年秋冬展


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