14年からパリで展示会を開いてきた「エンフォルド」が、20~21年秋冬パリ・コレクション期間中、ショールーム内でパフォーマンスを行った。来年でブランド設立10周年を迎えるにあたり、アジアだけでなく世界にしっかりイメージ発信するのが狙いだ。
イメージソースになったのは、「ヒドゥンビューティー」という言葉。体形をカバーしつつ、内面の美しさを引き立てるというブランドコンセプトを知ってもらうために、会場内に飾ったビーナス像や花など様々なものを薄いジャージーで包み込んだ。そこに登場したダンサーも薄布で体を覆い、新作のチェックのジャケットを腰にはわせて、モダンダンスを披露した。
クリエイティブディレクターの植田みずきは「今後、海外市場を広げるためにはどういうコンセプトなのかを知ってもらうことが必要。パフォーマンスでは、自由な着方で生まれる新しいシルエットの面白さにも着目しました」と語った。
(青木規子)