ドーバーストリートMギンザ、更に刺激的

2015/08/18 07:25 更新


ヴァレンティノ ドーバーストリートマーケットギンザが、15~16年秋冬物の立ち上がりに合わせてリニューアルした。目玉は6階の売り場増床や、「ヴァレンティノ」「グッチ」「プラダ」など新規ブランドの導入。既に扱っていたいくつかのブランドでも、場所の入れ替えや内装の変更を行った。12年3月のオープン以来追求している〝美しい混沌(こんとん)〟のパワーが増して、更に刺激的な店になっている。

「プラダ」のコーナーにはドーバーストリートマーケット限定商品が並ぶ
「プラダ」のコーナーにはドーバーストリートマーケット限定商品が並ぶ

 増床した6階に入ったのは、「クロムハーツ」や「ミュウミュウ」、イベントスペースなど。クロムハーツは以前は3階の壁面ケースに並べていたが、ぐっと売り場が広がった。白い壁に、ブランドを象徴するクロスなどのモチーフがグラフィティータッチで描かれている。クリーンでちょっとポップな感覚もある内装で、ブランドの新しい切り口を感じさせる。「コムデギャルソンシャツフォーエバー」とのダブルネームのシャツ(14万7000円)など、同店限定商品もある。リニューアル記念で揃えた160万円超の3着のライダーズジャケットは、2日で完売したという。

 イベントスペースは、6階のほぼ中央にある。第1弾として取り上げたのは、人気急上昇中の英のメンズブランド「クレイグ・グリーン」だ。催事は1~2カ月前後で入れ替えていくといい、第2弾は、18日から英のシューズ「ディエゴ・ヴァナッシバラ」を取り上げる。コムデギャルソンが今、どんなものを面白いと感じているのかがうかがえる、要注目のスペースだ。

売り場が広くなった「クロムハーツ」
売り場が広くなった「クロムハーツ」

 同ショップの魅力の一つは、豊富な限定商品のラインアップ。ラグジュアリーブランドでも、直営店にはない商品が揃う。ミュウミュウのビッグサイズのワンハンドルバッグ(34万1000円)は、「国内はここだけでしか買えない」もの。5階に新規導入したプラダでは、ラック1本が銀座とニューヨークのドーバーストリートマーケット限定商品になっている。



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