都内百貨店 改元に合わせ福袋や「令和」スイーツ販売

2019/04/24 06:30 更新


 都内百貨店は27日からの10連休で、来店促進を通して消費を盛り上げる。5月1日の改元に合わせた記念商品の販売やサービス、イベントの開催が相次ぐ。

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 三越日本橋本店は5月1日に改装オープンする屋上庭園で、新元号を記念した祝賀コンサートを開く。新屋上庭園を活用してガーデニングやファミリー参加型ファッションショーなどのイベントを実施するほか、ビアガーデンをオープンする。西武池袋本店は新元号スタートとして正月の風物詩、福袋が登場する。大丸東京店は新元号を記念した純金製の大判(100グラム、100万円)、小判(30グラム、30万円)を販売する。

 松屋銀座本店は5月1日が95回目の開店記念日になることから、日本酒や特製「祝」あんぱんを来店客に振る舞う。西武池袋本店でも「令和」の焼き印を入れたどら焼きを開店時に配る。東急百貨店本店は2160円(税込み)以上の買い上げ客に「令和」をプリントしたマカロンをプレゼントする。

 イベントでは小田急百貨店新宿店は書道とVR(仮想現実)技術を使ったパフォーマンスアート、東急百貨店は首都圏4店合同で映画「キングダム」とのタイアップイベントを開催する。

 一方で、問題となるのが人手の確保だ。10連休中は保育所のほとんどが休みになり、〝保育難民〟の発生が想定される。高島屋は、グループ本社第2ビルで日本橋高島屋SCで働く従業員を対象に社内臨時保育を実施する。横浜店で17年からスタートし、実施店舗を広げている。今回の社内臨時保育は、日本橋エリアで働く社員だけでなく、テナント従業員が5月2~6日に利用できる。専門業者に委託し、各日午前9時から午後7時まで保育する。

「令和」をプリントした紅白のマカロンをプレゼントする(東急百貨店)


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