百貨店自主編集売り場は11月、コートが健闘した。気温が低くなったことが売り上げを後押しした。特に昨年に欠品が多かった非ウールのコートが充実し、ダウンのほか、トレンドのファーコートが引っ張った。スカートの人気も春夏から継続している。
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スカートの人気が続いているため、コートは合わせやすいショート丈が浮上した。「ロングパンツ×ロングコートの組み合わせだった去年とは対照的に、今年はボリュームスカート×コンパクトアウターが好まれている」とは三越銀座店の「ルプレイス」。
ウールは去年110センチ丈が売れていたが、「今年は95センチ丈が中心になった」。阪急うめだ本店の「ロビーフォーウィメン」は、「ピーコートタイプなどショート丈の需要が高く投入分はすでに完売した」という。
西武渋谷店の「キー・トゥー・スタイル」では、「マメ」のショート丈のダウン(写真、14万5800円)、「ルシェルブルー」のスカート(2万7000円)の反応が良かった。