ジーンズカジュアルメーカー、ステュディオ・ダ・ルチザン・インターナショナル(大阪市)の「ステュディオ・ダ・ルチザン」22~23年秋冬物は、奄美泥染めや草木染を活用した提案を強める。国内、海外の販売先に好評なことから、充実する。
奄美泥染めは、奄美大島に自生する樹齢10~30年のテーチ木(車輪梅)の煮汁を使用。鉄分を多く含む泥田で何度も繰り返し染める染色法で、やさしく奥深い色に仕上がる。リラックス感のあるテーパードシルエットのジーンズをはじめ、ジャケット、ネルシャツ、トレーナーを3色展開で打ち出す。
ジーンズは本体3万1800円(38、40インチはプラス2000円)、ネルシャツ2万8800円(46、48インチはプラス2000円)。奄美の泥は粒子が丸く細いので、糸を傷つけずに染められる。しわになりにくい、軽くて着崩れしない、火気や汚れに強いなどの特性も持つ。
草木染シリーズは、ジャケットとデニムシャツを2色で用意。ジャケットは刺し子の織物をベースに使用し、裏地にブランケットが付く。4万3800円。デニムシャツは8オンスデニムを使用し、パールスナップボタンを採用する。2万1800円。