コロネット 「イザベル・マラン」など販売 ギャレットから事業継承

2021/02/12 06:30 更新


「イザベル・マラン」21年春夏コレクション

 コロネット(東京、七宮信幸社長)は、小物雑貨製造卸のギャレット(名古屋市、梅村泰之社長)から、「アン・ドゥムルメステール」「イザベル・マラン」「ヴァネッサブリューノ」の3ブランドの国内卸・小売り事業を継承する。開始は21年春夏から。直営店は3ブランド合わせて百貨店などに約10ある。

 アン・ドゥムルメステールは13年に同名のデザイナー本人が辞任して以降、セバスチャン・ムーニエがディレクションしてきた。ムーニエは昨年退任し、現在はデザインチームが手掛ける。本社は20年に、ミラノのセレクトショップ「アントニオーリ」の創業者でファーフェッチの共同創立者でもある実業家クラウディオ・アントニオーリ氏が全株式を取得。今後の動向が注目されている。

 イザベル・マランは、オリエンタルやエスニックの要素をちりばめたリアルクローズを本人がデザインしている。人気アイテムはドレスやカーディガンなど。セカンドラインの「イザベル・マラン・エトワール」も継承する。東京・表参道の路面店は引き続き、トゥモローランドが運営する。

 ヴァネッサブリューノは92年、パリ出身のデザイナー本人が設立した。ロマンチックなエッセンスやアウトドアの要素をカジュアルにブレンドしたスタイルを提案する。



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