クールジャパン機構 日本のデザイナー支援企業に最大13億円出資

2021/04/15 06:25 更新


 経済産業省所管の官民投資ファンド、クールジャパン機構(海外需要開拓支援機構)は4月13日、デジタル技術を活用して日本の新鋭ファッションデザイナーブランドへの支援事業を行うIMCF(東京、吉武正道社長)に最大13億円を出資することを決めた。出資により、IMCFのプラットフォームを通じて参画ブランドの経営効率化を図るとともに、「日本の優秀なデザイナーがクリエイションに集中できる環境整備を支援し、日本のデザイナーブランドが世界で競争力を高めることに貢献したい」という。

 IMCFは16年に吉武氏が設立。ブランドを発掘した上で、自社ECやSNSを中心としたデジタル技術を活用し、海外向けを含めて各ブランドの事業を支援している。「パーバーズ」「ラインヴァンド」「スドーク」などのファッションブランドや、バッグ「ビゴター」、シューズ「アンチショルド」、ジュエリー「フォーヴィレイム」など計9ブランドを発掘・支援している。今後、中国をはじめとした海外向けのマーケティングをさらに強化し、販売を加速する。



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