仏高級子供服「ボンポワン」は、新クリエイティブディレクターのアンヴァレリー・アッシュによる20年春夏コレクションを発表した。13年ぶりのクリエイティブディレクター交代、そして4年ほど活動を中止していたアンヴァレリーの復帰とあり、注目のショーとなった。
会場はカラフルな砂でビーチを演出したグラン・パレ。雨、お出掛け、フレンド、ファミリーのシーンにボンポワンのシグネチャーである「リバティ」プリントを全面に散りばめて、コンテンポラリーで元気なスタイルに仕上げた。
フリルをあしらったヒッピー風ロングスカート、いくつもの柄をレースでつないだパッチワークのワンピースにギャザーのミニスカート。ボトムは動きやすい丈とカッティングを考慮しながら、ガールズ用パンツを増やした。クチュールラインは一転し、男女ともスタイリッシュなホワイトのパンツスーツが並んだ。
ショーの最後はプリントいっぱいのパジャマ。ママとパパのアイテムも作って、ボンポワンのライフスタイルを提案した。
(パリ=松井孝予通信員)