バーニーズ新宿店 売り上げ回復の見込み立たず閉店へ

2021/01/07 16:22 更新


 バーニーズニューヨーク新宿店が、2月28日に閉店する。顧客にはすでに封書で知らせており、1月14日にホームページで発表する。売上高の減少が大きな要因で、「回復の見込みが立たないため退店という結論に至った」(広報担当者)という。

 新宿店は日本1号店として、1990年11月にオープン。ショップを象徴する館の一つで、開店30周年を迎えたばかりだった。今後は銀座本店、六本木店、横浜店、神戸店、福岡店での販売のほか、オンラインストアの商品拡充も進めていく方針だ。

 店舗を運営するバーニーズジャパンは89年に米国バーニーズからマスターライセンスを受け、伊勢丹(当時)の完全子会社として設立。06年6月に住友商事と東京海上キャピタルが伊勢丹との間で株式譲渡契約を締結、15年からセブン&アイ・ホールディングスの完全子会社になった。

 本国の米バーニーズニューヨークは2019年に経営破綻し、ファッションライセンス事業を行うオーセンティックブランズグループ(Authentic Brands Group)に買収された。



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