25年の企業倒産要因、「人手不足」「後継者難」が過去最高 東京商工リサーチ調べ

2026/04/23 10:59 更新NEW!


 東京商工リサーチによると25年度の「人手不足」倒産は、過去最多の442件(前年比43.0%増)だった。賃上げが資金繰りの負担になった「人件費高騰」が195件(77.2%増)、従業員の退職で業務に支障を来たした「従業員退職」が108件(40.2%増)だった。「人手不足」倒産は、飲食業64件(178.2%増)、医療・福祉事業53件(76.6%増)を含むサービス業ほかが170件(73.4%増)と突出している。

 「後継者難」倒産も461件(1.3%増)だった。調査を開始した13年度以降、最多を記録した。要因別では、代表者の「死亡」が219件(12.7%増)と7年ぶりに減少したが、構成比は47.5%と半数近く占めた。「体調不良」172件(15.4%増)との2原因で、84.8%を占めた。

 物価高による倒産は、801件(13.9%増)だった。22年度からの円安局面では、前年度の703件を上回り最多を更新した。負債総額は2254億100万円(15.0%減)で2年連続前年度を下回った。負債10億円以上は前年度と同じ40件だったが、1億円未満が413件(27.8%増)、構成比51.5%(5.6ポイント上昇)と、小規模倒産が半数を占めた。リポートは「円安が強まるなか、コストアップに対応できない中小企業の脱落が続いており、今後も『物価高』倒産は高水準での推移が見込まれる」と分析している。



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