ライセンス管理会社のエイヴィック(東京)はこのほど、米国の著名なライターメーカーのジッポーマニュファクチャリングカンパニー(ペンシルベニア州)と、ライフスタイルブランド化を目指す「ジッポー」でアパレル、アパレル関連雑貨およびシューズの日本国内におけるマスターライセンス契約を結んだ。18年からの商品化を計画する。
石井寛エイヴィック社長は、「ジッポーは世界的な著名ブランド。禁煙が広がる中で、ライターとしての存在より、ジッポーは頑丈、無骨など歴史的に培われた大切なイメージと信頼を背景にライフスタイルブランド化を目指している。ライターの公式ディストリビューターのマルカイコーポレーション、ライセンスパートナーと相乗効果を創出したい」とする。ジッポーのリチャード・フィンロー上級副社長は、「ジッポーは各国のライフスタイルに合わせて多様化を進め、新しい姿を編み出してきた。日本でも新しい表現のキャンバスを提供したい」としている。
ジッポーは1932年秋、米ペンシルベニア州ブラッドフォードでジョージGブレイズデル氏により設立され、累計5億5000万個以上のライターを製造してきた。1943年以降のハリウッド映画に登場し、2000以上の作品に使われてきた。ライターのほかライター関連アクセサリーやアパレルなどライフスタイルアイテムが180以上の国・地域で販売されている。