旭化成ホームズが開発に挑戦している「ワンポッド」
旭化成ホームズと三菱地所・サイモンは共同で、人とペットが安心して暮らすことのできる社会環境づくりを目的に、特殊な犬用ケージ「ワンポッド」を御殿場プレミアム・アウトレット（PO、静岡県御殿場市）に設置し、3月20～24日に実証実験を行う。ペット同伴で入店できない飲食店での食事など、ペット連れの客が安心して施設に滞在できるようにするのが狙い。実証実験を通じて顧客ニーズを探り、今後のサービス向上を目指す。
ワンポッドは旭化成ホームズと獣医師らが開発した犬用ケージ。スマートフォンを介して鍵の開閉ができる電子ロックや各種センサー、通知機能により、利用中はスマホなどで常に愛犬の様子を見られる。夏でも快適に利用できるように住宅用断熱材や冷房も備える。
リードフックなどでの係留中に起こる事故やトラブルを防ぐことを目的に商業施設などへの設置を目指している。愛犬連れの来場が多く、ペットフレンドリーな施策を採り入れている御殿場POに試験導入し、来場者の利用ニーズに関するデータを取得しサービス開発に生かす。
