カー用品販売のオートバックスセブン(東京)は、スポンサーを務めているレーシングチーム「エーアールティーエー」(ARTA)をレーシングスポーツブランドへと進化させる。自動車レース「スーパーGT」が開幕する4月以降、レース会場となるサーキット場でアパレルブランドと協業した商品などを販売する。
ARTAは、世界に通用するドライバーを育成する目的で、98年にスタートしたプロジェクト。若いドライバーの支援などを行ってきた。
21年目を迎えるにあたり、〝レーシングスポーツブランド〟という新たなコンセプトを掲げ、ただの応援グッズではない、ストリートテイストをミックスしたタウンユースもできる商品を揃える。吸湿・速乾性のあるポリエステルのロゴプリントTシャツ(2315円)やトートバッグのほか、「チャンピオン」との協業Tシャツ、「ニューエラ」との協業キャップなどがある。非売品のチームスタッフユニフォームでは、「アンダーアーマー」と協業する。
18年のスーパーGTは、国内は七つのサーキット場で行われる。まずはレース会場での販売でブランドイメージを確立し、その後はオンラインでの販売や同社の既存店舗での販売なども検討している。
スポーツ・ファッションブランドとの協業も積極的に取り組んでいく予定だ。「将来的にはストリートファッションを好む若い人たちにまで広く愛されるブランドにしたい」(小曽根憲執行役員マーケティング担当)という。
同社は1月27日~3月4日に自動車を起点としたライフスタイルブランド「ジャック&マリー」の期間限定店を東京・渋谷の神宮前に開く。3月16日には横浜ベイクォーターに常設店1号店をオープンする。

