ドバイに建設する「アルマーニ・ビーチ・レジデンス・パーム・ジュメイラ」（イメージ）
【ミラノ＝高橋恵通信員】アルマーニ・グループは、ドバイに高級住宅複合施設「アルマーニ・ビーチ・レジデンス・パーム・ジュメイラ」を建設する。
建築家の安藤忠雄氏、アラブ首長国連邦の建設会社アラタとパートナーシップを結んだ。場所は高級ホテルやマンションが建ち並ぶヤシの木の形をした人工島パーム・ジュメイラ。アルマーニ／カーサ・インテリアデザインスタジオとアラタによる協業プロジェクトで、住戸、共有部分のデザインを担当した。設計は安藤氏。自然と建築が調和し、各住戸は視覚的に海とつながる。完成予定は26年末。今年後半には販売を開始する。
ジョルジオ・アルマーニは「安藤氏との協業は01年の『アルマーニ／テアトロ』の設計にさかのぼる。今回のアラタも含めた新たなパートナーシップは素晴らしいものになるだろう」と期待を込める。アラタ副社長のハレド・ビン・アルワリード・ビン・タラール皇太子は、「ドバイは世界で最も急速に成長している高級不動産市場。そのパーム・ジュメイラ島に、アルマーニのエレガントでラグジュアリーなライフスタイルと安藤氏のコンテンポラリーなデザインの美学を備えるレジデンスを建設できることは感無量だ」とする。安藤氏は「ジョルジオ・アルマーニ氏と私の情熱の結晶である、アートと建築の融合を鑑賞できる特別な場所になるだろう」と語った。
