強い意志を持ち、産地の技術継承に取り組みたい――テキスタイルデザイナーの梶原加奈子さんは新会社のカナコカジハラ(KK、東京)を今年立ち上げ、9月に新たなアパレルブランドを都内で披露した。職人の高齢化など産地の縮小に対する危機感が高まる今、産地とともに製品を作り国内外で販売する仕組みを循環させ、産地に活気をもたらそうとしている。
(関麻生衣)
梶原さんは06年、繊維企業や産地のブランディングやマーケティングなどを手掛けるカジハラデザインスタジオ(KDS)を設立。国内工場と生地を開発し、欧州ラグジュアリーブランドをはじめ世界に提案してきた。一方、産地は衰退の一途をたどり、生地開発や事業支援にとどまらないビジネスの必要性が高まった。
