アメカジのネオクラシック 震災後「好き」に特化

2013/10/28 05:30 更新


 87年にアメカジ好きでバイク乗りの菅村哲史社長が1号店を開店。06年からは、いわき駅徒歩5分の自社ビルでメンズ、レディス、ストリートカジュアル、カフェを展開していた。震災後、カフェの閉店を決め、アパレル3店を1階に集約、空き部屋をテナントとして貸し始めた。人手が減ったため、1人でも店内が見渡せること、買い付けは得意分野に絞ることを考えた。主要仕入れ先は東洋エンタープライズ。実際アメカジを拡張しており、ストリート系を減らす方向だ。  「好きの延長にないと接客で売れないし、アメカジの世界の人は一度決めた店を変えたりしないから長く付き合える」。革ジャン10万円、ブーツ5万円、ネルシャツ1万円といった品揃えで、地元のほか県外から10年以上通う客がいる。売り上げは「楽ではない」が、夏はカヌー、冬はスノーボードなどイベントを企画しては顧客と楽しみ、結び付きを深めている。(2013年10月28日付け本紙) ネオクラシック 写真=「一生物の感覚で買い求める」ジャケットやブーツが充実


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