客でにぎわうパリ最大のSCフォーラム・デ・アール
【パリ＝松井孝予通信員】フランスは新型コロナウイルス感染拡大の防止策緩和の新たな段階に入った。英国を除く欧州域内国境の移動制限も解除された。仏国内における非常事態宣言は継続する。パリ圏内は危険を示すレッドゾーンが解除され、衛生基準の下、大型商業施設、カフェ・レストランが再開した。都市封鎖前の光景を取り戻し、経済活動の本格的再スタートが切られた。
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経済協力開発機構（OECD）が発表した20、21年の経済成長観測によると、新型コロナによる影響が最も大きいのは英国で、GDP（国内総生産）が20年11.5～14％減、次いでフランス11.4～14.1％減だった。仏政府は失業者支援や企業への補助金としてこれまでにない5000億 ユーロ を投入、並行して低金利の政府信用保証融資などの大規模な復興策で経済再構築を進める。
