概要
サイコバニー(Psycho Bunny)は、ネクタイからスタートしたアメリカのメンズファッションブランド。ブランドアイコンはうさぎ(バニー)と骸骨(スカル)を組み合わせたデザイン。アイテムとして、ネクタイからポロシャツ、Tシャツなどを展開している。
トラッドやプレッピーなどに代表されるトラディショナルなテイストをベースしており、ブランド誕生直後からニューヨークで人気となった。アメリカではブルーミングデールやノードストロームなどの大手百貨店を中心に展開している。
日本では2005年に販売スタート。高感度なメンズブランドとして、百貨店やセレクトショップで販売されている。現在は伊藤忠商事が日本でのマスターライセンス権を保有し、アパレル、服飾雑貨などを展開している。アパレル分野については、「ポール・スミス」などメンズブランドを運営するジョイックスコーポレーションが、直営店や百貨店インショップを展開している。2017年春夏シーズンでの小売価格は、ジャケット30000~40000円、パンツ15000~20000円、ポロシャツ14000~16000円、シャツ16000~20000円。
歴史
サイコバニー(Psycho Bunny)は、ポロ・ラルフローレンのネクタイデザイナーを務めたロバート・ゴドレー(Robert Godley)が2005年に創設したネクタイ発祥のメンズブランド。ロバート・ゴドレーは、1971年のイギリス生まれで、18歳からネクタイ生地の老舗、デヴィッド・エヴァンス・アンド・カンパニーで勤務。その後、ドレイクス・オブ・ロンドンでも活躍し、2004年、ポロ・ラルフローレンのネクタイ部門ディレクターとしてニューヨークに移住。2005年、ビジネスパートナーであり、アメリカで3代続くネクタイ会社の御曹司、ロバート・ゴールドマンとともにサイコバニーを立ち上げた。
ブランド創設直後から日本での展開を開始。2014年秋冬からは伊藤忠商事がインナーウェアと服飾雑貨分野の日本でのマスターライセンス権を取得した。伊藤忠商事は2016年にはアパレル分野でのマスターライセンス権も取得し、2017年春夏から本格展開を開始した。アパレル分野の販売を担う伊藤忠商事の子会社、ジョイックスコーポレーションは2017年に渋谷、京都に路面店を開設するなどブランドイメージの発信を強め、現在18店舗を運営している。
(2019年3月現在)