ENFOLD


概要

エンフォルド(ENFOLD)は、2012年春にスタートしたバロックジャパンリミテッドのレディスブランド。クリエイティブディレクターを務めるのは植田みずき氏。

「大人が安心して着られるブランド」をテーマに30代前後の女性に向けて構築的なフォルムのウェアを展開しており、国内キャリアとラグジュアリーの間と言われる「ドメコン(ドメスティックコンテンポラリー)」という新たな市場を生み出したブランドとして知られている。

エンフォルドと同じく、植田氏がクリエイティブディレクターを務めるレディスブランドとして「ナゴンスタンス(nagonstans)」がある。

歴史

エンフォルド(ENFOLD)は、「スライ(SLY)」や「マウジー(MOUSSY)」などで一大ブームを築き上げた植田みずき氏がクリエイティブディレクターを務めるレディスブランド。

ブランド名の「エンフォルド」は、英語で「くるむ、抱きしめる」を指し、「質感にこだわり優しく服にくるまれているような、抱きしめられているような服」というコンセプトのもと展開されている。

「ドメコン(ドメスティックコンテンポラリー)」という新たな市場を生み出したブランドとして知られ、ブランドデビュー当時、エンフォルドのブランディングに触発され、ブランドの開発に乗り出す企業が相次いだ。

百貨店への出店、好感度セレクトショップへも販路を広げ、2015年8月には東京・丸の内の仲通り沿いに初の直営路面店を出した。

エンフォルドが2017年春夏に企画したスイムウェアなどのホリデーラインが好評だったことから、2018年に同ラインを「ナゴンスタンス(nagonstans)」としてブランド化。休日や旅先でリラックスできる服を提案している。

ブランドとして、「仕事で着たい服」のエンフォルドと「休日にどこかに行くための服」のナゴンスタンスというすみ分けがされている。

(2019年3月現在)

ENFOLDのブランド情報

カテゴリーレディス
日本
URLhttps://www.enfold.jp/Index
デザイナー植田みずき(Mizuki Ueda)

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