概要
ギャップ(GAP)はアメリカの大手衣料品チェーンストアブランド。ブランドのルーツであるジーンズを筆頭に、トレンドに左右されないベーシックなカジュアルウェアをメンズ・レディスだけでなくキッズ・ベビーまで幅広く取り扱う。
自ら製品を企画し、自社製品として委託生産、自らのチェーン店で販売する「SPA(製造小売業)」というビジネスモデルを生み出した企業・ブランドでもある。
1980年代後半にギャップが自らの業態を説明するのに使用した「スペシャリティー(S)・ストア・リテーラー・オブ・プライベート(P)・レーベル・アパレル(A)」の頭文字がSPAであり、直訳すると「自社ブランドを販売するアパレル専門店」となる。
歴史
ギャップ(GAP)は1969年、創業者のドナルド・フィッシャー、ドリス・フィッシャー夫妻がジーンズ専門店として1号店をカリフォルニア州サンフランシスコにオープンしたことが始まり。当時は「リーバイス(LEVI’S)」を主体としたジーンズ専門店だったが、自社でデザイナーやパタンナーを抱え、プライベートブランドの開発・品揃えを強化することで成長していった。
1987年にアメリカ以外の国で初となる店舗をイギリス・ロンドンにオープン。1995年にはアジアへ進出し、アジア初の店舗を東京・銀座にオープンした。
1997年にはオンライストアを開設。2010年には中国初の店舗をオープンした。
現在、世界中に直営店とフランチャイズ店合わせ約1700店舗を展開し、日本国内には154店舗(アウトレットなどを含む)を持つ。
(2019年3月現在)