築野グループ株式会社 (本社:和歌山県伊都郡 代表取締役社長 築野富美 https://www.tsuno.co.jp/ )は、イタリアのシエナ大学との共同研究により、米胚芽油、およびフェルラ酸の毛髪における有効性について研究成果を発表し、その内容が学術誌「Cosmetics」に掲載されました。

掲載誌:Cosmetics(2025)Volume 12, Issue 6, 249
タイトル:Rice Germ Oil and Ferulic Acid Effects on Hair―米胚芽油とフェルラ酸が毛髪に及ぼす効果―
Rice Germ Oil and Ferulic Acid Effects on Hair―米胚芽油とフェルラ酸が毛髪に及ぼす効果―
γ-オリザノールを高含有するこめ油「米胚芽油GX-N(GX-N)」および「フェルラ酸(FA)」について、1.1% GX-N配合ヘアマスク、2.1% GX-Nおよび0.1% FA配合ヘアマスクを作製し、紫外線、ブリーチ、ヘアアイロンによる毛髪ダメージに対する有効性を評価しました。その結果、GX-Nは健常毛において毛髪表面を滑らかにし、さらに毛髪の強度を高める効果があることが明らかになりました。また紫外線、ブリーチ、熱のいずれのダメージに対しても保護効果および改善効果を示すことが確認されました。FAについては、GX-Nの1/10量という少量の添加にもかかわらず、高い紫外線防御効果を示しました。近年、毛髪の健康や環境への意識の高まりに伴い、プレミアム化やナチュラル志向の製品が増加しています。本研究により、米由来成分であるGX-NおよびFAが、紫外線をはじめとするさまざまなダメージから毛髪を保護し、健康な毛髪を維持するうえで有用な素材であることが示唆されました。これらの知見は、高機能かつサステナブルなヘアケア製品の開発につながる新たな可能性を示します。

GX-N

フェルラ酸
【米ぬかを科学する。ファインケミカル事業】
築野グループでは長年、こめ油の原料である「米ぬか」の成分に着目し、研究を進めてまいりました。精米時に発生する副産物である米ぬかの成分を抽出することで、こめ油だけでなく食品、化学、医療、化粧品等の幅広い分野への高度有効利用をし、米ぬかの100%活用を推進しています。今後も国内の米ぬかを活用することで地球・生産者・消費者の良い循環の実現を目指していきたいと考えています。
【築野グループ株式会社の事業概要】
1947年、和歌山県にて創業。古くから健康と美のシンボルとして親しまれてきた「米ぬか」の高度有効利用、未利用、低利用の使用済み食用油・油滓の循環型有効利用を推進しています。こめ油製造事業、ファインケミカル事業、オレオケミカル事業の3つの事業を通じて、人々の健康や美・環境・食糧自給率の向上に貢献いたします。設 立: 昭和22年2月1日
代表者:代表取締役社長 築野富美
グループ:
築野食品工業株式会社,築野ライスファインケミカルズ株式会社,築野オレオケミカルズ株式会社,
築野運輸株式会社・株式会社スズキ製油
U R L :https://www.tsuno.co.jp/

本社:和歌山県伊都郡かつらぎ町

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