ウェルカムは、ライフスタイルショップの店舗網を広げている。インテリアショップ「ジョージズ」は住宅地に近い場所を中心に出店しており、昨年はジョイナス、トリエ京王調布に出店し、現在22店となった。玉川学園や国立などには大型店を出店し、駅施設には小型店を開設。成城学園や武蔵小杉などの店舗は好調に推移している。当面は関東圏内で出店を進める。
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〝食とくらしのDIY〟をコンセプトとするライフスタイルショップ「トゥデイズスペシャル」は昨年、新宿、神戸に出店し、5店となった。店長の裁量を大きくして、地域の作り手からの仕入れに力を入れている。特に京都店、神戸店は地元の食品や雑貨の作り手とのネットワークを広げ、作り手のこだわりを発信するワークショップも充実している。29日に東京ミッドタウン日比谷に出す新店では〝東京メイド〟のスペースを設け、東京を発信する。
デザイン雑貨の「シボネ」はより幅広い層に向けた「シボネケース」を昨年ギンザ・シックスに出店した。デザイナーや職人の作るデザイン雑貨をそれぞれのブースのように集め、小さなギャラリースペースを設けて発信する店としてスタートし、軌道に乗ってきた。売り上げは好調で「デザイン物への関心が予想以上に高い」（横川正紀代表）という。今後の出店も検討する。
食物販、飲食の「ディーンアンドデルーカ」は拠点となる店舗を出し、その周辺に〝サテライト型〟の店を数店出す手法で業績は順調だ。今後は自治体などと組み、公共施設などに出店することにも力を入れる。29日には東京ミッドタウン日比谷にチーズ工房を併設したレストランの新業態「グッドチーズグッドピッツァ」をオープンする。
また、外務省が日本の発信拠点として「ジャパン・ハウス」の設置を進めているが、同社は米ロサンゼルスのジャパン・ハウスの店舗運営、商品供給を担当することになった。シボネのノウハウを生かした店ですでにソフトオープンしており、6月に正式にオープンする。新たなビジネスのあり方として活用していく。
