売り場観測・百貨店キャリア10月

2016/10/31 06:41 更新


ノーカラーのアウターに芽

 百貨店キャリア売り場の10月商戦は、コートが気温が高めのため動かず、売れ筋はブラウスやパンツなど9月までとあまり変わりばえしなかった。軽い羽織り物や一部動いたコートは、スエードやファー、ノーカラー、ビッグシルエットに芽が出ている。(価格は税込み)

■松屋銀座本店
 10月中旬までは秋色夏素材のブラウスやパンツと9月までと変化はなかったが、下旬からはニットや羽織りのアイテムが動きだした。ニットはカシミヤなど肌触りの良さや、リブ、ハイネック、スリット入りがキーワードに。羽織り物はロングジレやノーカラーのアイテムが伸びた。

  パンツはテーパード中心で、白を軸にキャメルのトップと合わせるスタイリングが人気だ。スカートは昨年よりは売れており、ラップスカートなど変化を出したものが良い。コートはガウンやコクーンシルエット、ファーをたっぷり使ったものが支持され、ノーカラーが主流。丈は100㌢を超える少し長めの丈が好まれている。

ノーカラーのウールコート(7万4520円)のインナーにダウン(3万7800円)を合わせるスタイリングが人気(ともに「23区」)
ノーカラーのウールコート(7万4520円)のインナーにダウン(3万7800円)を合わせるスタイリングが人気(ともに「23区」)
手首にファーを使ったビッグシルエットのウールコート(9万1800円、「ダイアグラム・グレースコンチネンタル」)が売れている
手首にファーを使ったビッグシルエットのウールコート(9万1800円、「ダイアグラム・グレースコンチネンタル」)が売れている

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