売り場観測・百貨店メンズ自主編集10月

2016/10/28 06:12 更新


コートなど重衣料の動き鈍く

 百貨店メンズフロアの自主編集売り場の秋冬商戦は、気温が10月下旬まで高かったことから、例年以上にコートなど重衣料の動きが遅い。ブルゾンやダウンベスト、Tシャツ、スウェットなどの軽いアイテムに人気が集中した。トップ、ボトムともに、大きめのシルエットが好まれる傾向だ。(価格は税込み)


《西武渋谷店「クリエーター」》

 「シビライズド」のハイテク素材のブルゾンや「ターク」のガウンなど、軽めのアウターが売り上げをリードした。合わせるパンツはテーパードが主流で、リブなどで裾を絞ったものが必須。ニットも動き出しており、アジア系外国人客には大胆な柄やロゴを主張する厚手ニット、国内客にはベーシックな薄めのアイテムが好調だ。

  色は基本はブラックだが、ブラウン、アースカラーも売れている。好調ブランドは「メゾンキツネ」「ガンリュウ」「ターク」「ダブレット」など。コートはキルティングライナーやコクーンシルエットの反応が良いという。

西武渋谷①
ここ2シーズン売れているガウン(「ターク」6万9120円)、パンツ(「ミディウミソリッド」、2万7000円)
西武渋谷②
「シビライズド」のブルゾン(9万720円)がヒット
西武渋谷③
「ハローキティメン」とデザイナーブランドが協業したアイテムが女性客もつかみ、売り上げを押し上げた。フード付きジャケット(「アレキサンダーリーチャン」4万1040円)、Tシャツ(「クリスチャンダダ」1万800円)が人気

 

続きは繊研新聞(2016年10月28日付13面)をお読みください



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