トーキョー・ファッション・アワード ピッティに出展

2019/07/04 06:26 更新


 東京都と繊維ファッション産学協議会が主催、日本ファッション・ウィーク推進機構が共催し、東京を拠点とするファッションデザイナーが世界に飛躍するためのサポートを目的とする「トーキョー・ファッション・アワード」は、6月にイタリア・フィレンツェで行われた第96回ピッティ・イマージネ・ウオモにブースを出展した。パリではこの事業単独のショールーム「ショールーム・トーキョー」を開いた。ピッティでは今年1月の出展に引き続き、アワードの第5回受賞デザイナーの6ブランドが参加。パリでは第4回に受賞した中から継続支援を受けている5ブランドも加わり、11ブランドが20年春夏コレクションを展示した。

 第5回の受賞ブランドは「チノ」(茅野誉之)、「ジエダ」(藤田宏行)、「アーネイ」(羽石裕)、「ノブユキ・マツイ」(松井信之)、「ポステレガント」(中田優也)、「レインメイカー」(渡部宏一・岸隆太朗)。両会場とも取り組みが定着し、盛況のうちに終了した。ピッティでは4日間の会期中、バイヤーやプレス、企画会社、テキスタイル・資材メーカーなど約1000人が来場した。パリでは6日間で世界の著名バイヤー、プレスなど約220人が来場した。また、6月24日から8月19日まで、第6回アワードのブランド(デザイナー)を募集している。応募資格は、東京を拠点とし海外市場の開拓に取り組む意思と体制が整っていることなど。受賞者の決定は今年10月の東京ファッションウィークの会期中。審査員は国内有力セレクトショップや百貨店のバイヤーが務めるほか、海外からも加わる。応募の詳細はトーキョー・ファッション・アワード事務局内プレス担当サンデザイン研究所へ。

パリのショールーム会場


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