リンク・セオリー・ジャパンはレディスブランド「セオリー」の18年秋冬企画で、月別にアイテムをクローズアップして時期ごとの需要をつかむ。
これまではシーズンテーマを基本として時期ごとに企画を組んできたが、アイテムの打ち出しを重視し、月ごとに重点アイテムを鮮明にして売り場でわかりやすく提案する。4月にパンツを明確に打ち出した結果、売れ行きが良かったことも踏まえた。
8月はブラックパンツとポプリンシャツ。これまでシフォン使いのコンパクトなタイプが多かったトップを、ポプリンを使ったメンズライクなオーバーシャツをメーンとすることで鮮度を出すとともに、ブラックパンツのバリエーションを揃えてインパクトのあるスタイリングを提案する。黒はブランドの原点色でもあり、ブランドの〝ルーツ〟も込めた。
9月はジャケットとコート。ジャケットは着丈が長くなる傾向で、ややタイトなフィット感のある三つボタンジャケットが代表。コートはケープなどショート丈のダブルフェイス使いの企画を揃えた。ダウンは白のショート丈スポーティータイプ、着丈の長いフェイクファー使いのライナー付きを用意した。コートはウール系にシフトする。
10月はカシミヤニットが重点だ。ウールコートに合わせるニットで、ショート丈でスポーティーな企画に仕上げた。