「タエ・アシダ」25年春夏 自然と融合、軽やかに

2024/10/17 10:59 更新


タエ・アシダ

 タエ・アシダ(芦田多恵)は、25年春夏のショーを東京・新宿住友ビル三角広場で行った。スペシャルパフォーマーとして、ミュージシャンで俳優の金子ノブアキさんが登場。迫力のドラムの生演奏で幕を開けた。

 コレクションは、自然の風景を想起する色柄と風をはらんでふわふわと揺れるシアーなシャツ、ドレス、パンツを軸にしたスタイル。透け感のあるレジメンタルストライプのノースリーブシャツをなびかせたスタイルに始まり、ゼブラ柄のテーラードジャケットとサンドベージュのニットドレス、大判の花柄のセットアップなどと続く。

 アウターはサファリジャケットが多く、それを応用したシャツやドレスもある。クラウンの高いハット、フロントでひと結びしたレザーの細ベルト、スキニーパンツがスパイスとなる。ビュスティエやサイドをカットアウトしたジャージーのドレスなど、ヘルシーな肌見せアイテムも継続。ワンショルダーのブラウスやニットトップも目立つ。

 後半のイブニングドレスは、葉に滴る朝露のような透明感のあるスパンコールが主役だ。木の葉が風に揺れるようにシャラシャラと音を立てるビーズ飾りのキャミソールドレスがロマンティック。躍動する布にクローズアップした映像で締めくくった。

(松本寧音、写真=加茂ヒロユキ)



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