ドレスを中心とする「タダシ・ショージ」の18年プレフォールコレクションは、オリエンタル、エキゾチックなムードを盛り込んだ。色は天然石のガーネット、ラブラドライトの色、きれいなピンクやブルー。アラベスク模様や花柄、レースとそれらのミックスで、このブランドらしい優しく体に沿うシルエットのドレスを作っている。レースはフェンスに花がからみついたような立体的なもの。シンメトリーにこだわったのも今回の特徴で、切り替えの柄の配置まできっちり合わせた。オリエンタルな寺院の建築や装飾をイメージさせる。
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新しいのは、スカーフのようなスクエアカットのディテールとフリンジ使い、スカラップ。直線裁ちで作るハンカチーフヘム、四角い布をそのまま腕に掛けたような袖、スカラップレースで縁取ったトレーンを引く大きなケープ付きドレスがある。フリンジはスカート部分をびっしりティアード状に覆ったり肩から袖のように流したり。
国内の百貨店ではブランドの知名度の高まりとともに、カラーフォーマルサロンからドレスの編集平場やブランドごとのコーナーに移るなど、より幅広い客を獲得できる売り場に進出している。
