繊研新聞社は、業界の健全な発展に寄与するために「繊研サステイナブルコミュニティー」を運営し、約1カ月に1回の頻度でセミナーを開催しています。
今やビジネスを意識した多様性やサステイナブルが世の中に蔓延しています。しかし、ダブレットのショーには井野さんの等身大の多様性が色濃く反映されています。「もったいない」の発想から始まった等身大でサステイナブルなクリエイションは、次第に国内の産地を巻き込み大きくなっていきます。そして、2018年度のLVMHヤングファッションデザイナープライズでも評価された〝世界に通じるユーモア〟をちりばめながら現代の課題に挑んでいます。
ダブレットが2025年春夏パリ・メンズファッションウィークで見せたコレクションは、まさに日本らしさを強調したものでした。「アイドル」をテーマに〝推し活〟文化を背景にしたコレクションは、誰かを応援するスタイルを、井野さんが得意とするユーモアを交えて描きました。同時にそれはサステイナブルな物作りを進める人たちへの応援とシンクロするというストーリーでした。
今回の繊研サステイナブルコミュニティーセミナーは、「ファッションデザイナーはサステイナブルとどう向き合うのか」がテーマ。本セミナーが、繊維・ファッション業界の“未来がみえる、共につくる”場の一つとなることを願っています。皆様のご参加・ご視聴をお待ちしております。
登壇者
■「doublet」デザイナー 井野将之 氏
〇Brand profile
2012年、ブランド「doublet(ダブレット)」設立、2013年春夏シーズンに展示会にて発表。言葉を変化させるように、ベーシックでスタンダードなアイテムの一部分を、唐突な別のアイデアに置き換えてゆき、見慣れている物を「違和感のある日常着」に変化させることをコンセプトに、ウェアからアクセサリーまでのトータルアイテムを展開。
〇Designer profile
井野将之 MASAYUKI INO
1979年群馬県生まれ。
東京モード学園卒業後、企業デザイナーとして経験を積み、その後MIHARAYASUHIROにて靴・アクセサリーの企画生産を務める。その後、「doublet」を立ち上げ2013S/S展示会よりデビュー。
2017A/Wよりパリメンズファッションウィークにて展示会形式で発表。
2013年「2013 Tokyo新人デザイナーファッション大賞」プロ部門にて最優秀として選出。
2017年「Tokyo Fashion Award2017」に選出。
2018年「LVMH Prize」にてグランプリを受賞。
2020年1月 PARIS FASHION WEEKの公式スケジュールにてプレゼンテーション形式で発表。
2020年7月 PARIS DIGITAL FASHION WEEKに参加。
現在、PARIS FASHION WEEKの公式スケジュールにてランウェイショーでの発表し続けている。
■繊研新聞社 編集委員 コレクション担当 小笠原拓郎(聞き手)
こんな方におすすめ
- サステイナブル部署担当者
- 品質管理部署担当者
- ファッションデザイナー、テキスタイルデザイナー
- 素材メーカー、生地コンバーター関係者
- ファッション小売業関係者
- 学校法人関係者、学生
- 会社経営者
セミナー概要
【タイトル】
「doublet」井野将之と語るサステイナブル~ファッションデザイナーはサステイナブルとどう向き合うのか~
@+NARU NIHONBASHI
【日時】
2024年8月28日(水)17:00~19:00
※途中入場・退出可
【場所】
●会場(定員:先着70名)
東京都中央区日本橋本町1丁目4-12 カネダ日本橋センタービルディング1階
+NARU NIHONBASHI(プラスナル ニホンバシ)
●オンラインライブ
お申し込み後、ご視聴方法とあわせて視聴用のURLをお送りいたします
※お申し込み者様のみを対象に、イベント終了後にアーカイブ配信の視聴用URLをお送りします
【参加費】
無料
【申し込み締め切り】
2024年8月27日(火)正午まで
【タイムスケジュール(予定)】
16:45~17:00 |
開場・受付 |
17:00~17:05 | 開会のあいさつ |
17:05~18:00 | ダブレット井野氏&小笠原編集委員 対談 |
18:00~18:30 | 会場参加者・オンライン視聴者の質疑応答 |
18:30~19:00 | 会場参加者交流会 |
19:00 | 閉場 |
「繊研サステイナブルコミュニティー」協賛企業
お問い合わせ先
繊研新聞社 サステイナブルコミュニティー事務局