エスエスケイが24年秋冬向けに立ち上げた「ヒュンメルオー」は7月12日、都内でデビューショーを行った。ユニセックスで企画する男女の着こなしを見せた。
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ディレクターの前野亮が意識したのはリゾートホテルのような開放的なムード。ブランドのオリジンとなるデンマークの言葉「ヒュッゲ」の解釈を広げ、「人種や年齢に関係なく様々な人が楽しめるワードローブとしてショーも構成した」という。
サックスブルー、ラベンダー、薄いネオンイエローなど、寒色系の柔らかな色彩を生かし、リラックスムードのレイヤードスタイルを組み立てる。キーアイテムはシャツ。女性のモデルは、ピンストライプのシャツをドレス風に着用し、その上から布帛のフード付きアウターを羽織ったり、袖がワイドになったショート丈のシャツを合わせたり。男性モデルはスキッパー襟のシャツに、ロゴ入りのウエストゴムが入ったトラウザーをタックイン。軽やかな素材感とともに、性別を問わずに共有できる丈感やシルエットに配慮した。
(須田渉美、写真=加茂ヒロユキ)