東急モールズデベロップメント(TMD)が運営する渋谷109は初の接客ロールプレイング大会「渋谷109・109メンズスタッフコンテスト」を18日に都内のホテルで行った。
CS(顧客満足)施策強化を目的に昨年6月にTMD社員、有志のショップスタッフらと立ち上げたプロジェクト「109CS向上委員会」で討議し、実施。審査基準6項目は「マルキューらしい接客を追求する」ため全て委員会で決めた。日本ショッピングセンター協会の基準を参考に「ビジュアル」「ブランド表現」など独自の基準を盛り込んだ。審査には委員会から3人のショップスタッフも参加した。
大会にはメンズ館「109メンズ」を含む20人が参加、ブランドと店舗コンセプトをアピールする映像を放映した後、6分間で接客技術を競った。計9人(重複含む)が各賞を受賞し、「ロデオクラウンズ」の二本木佑圭さんが優勝。準優勝は109メンズの「ザ・スーツ・カンパニー」の吉永准太さん、3位は「リゼクシー」の手塚綾乃さん。上位3人と特例として設けられた審査員特別賞を受賞した「スプレイ」の高山奈穂さんには副賞としてニューヨーク研修が贈られた。
大会を主催した「しぶや109商店会」会長代行の和田博之TMD社長は「友達感覚でお客様と会話し、ブランドや店の魅力を伝えたり、スタッフのたたずまいなどでブランドを表現するなどマルキューらしさが感じられた大会だった。これらが日本のファッション業界の新しい基準になり、ムーブメントを引き起こせるようになれば」と語った。2回目の大会は6月に行う。