楽天ペイメントは、ジュンにポイントサービスの「楽天ポイントカード」を導入する。2月1日からジュンの260店で楽天ポイントをためたり、支払いに使ったりできる。ジュンは新規顧客拡大と楽天グループとのデータ共有で、商品企画や販促の精度向上を狙う。楽天側はECだけでなく、実店舗での販売でも出店企業や導入企業とデータ連携し、ファッション分野での存在感をさらに高める考え。
「ロペ」「ロペピクニック」「アダム・エ・ロぺ」など14ブランドでサービスが使える。260店からスタートし、最終的には全380店に導入する。商品購入時に楽天のポイントカードか、アプリの提示で税抜き200円の支払いごとに1ポイントが付与される。導入を機にオリジナルデザインの「ジュングループ楽天ポイントカード」を発行する。28日まで専用ページでエントリーし、7000円以上買い物するとポイントが2倍になるキャンペーンも実施する。
ジュンは楽天ファッションにも出店している。楽天会員は登録IDが1億以上。ポイントサービス導入がジュンで買い物をしたことのない新規客獲得につながることを期待する。
楽天グループはECモール楽天ファッションで、セレクトショップなど感度の高いファッション企業の出店拡大に取り組んでいる。昨秋にはユナイテッドアローズにも同サービスを導入した。サービス導入を広げることでECとリアルの垣根なく購買データを収集、分析し、出店者、ユーザーの利便性を高めたいと考えている。
