パルコは購入型クラウドファンディング(CF)サイト「ブースター」で、カイハラ(広島県福山市)と日本人デザイナーブランド「ローランダー」との共同開発によるデニムウェアの限定受注プロジェクトを5月18日正午から開始する。
受注受け付けは6月30日午後11時59分まで。調達目標額は50万円。ユニセックス対応のデニムシャツ3種類(各50着限定、価格は税込み1万6500円、2万2000円、2万5300円)を出資者に対するリターンとして販売する。「スペシャルアイテム」として、これらのデニムシャツ制作に使用した生地を活用したパッチワークのトートバック(50点限定、8800円)も販売する。
「価格を少しでも抑え、サステイナブル(持続可能)な商品を作る」ため、カイハラの規格外の生地や生地見本ストックの一部を使用し、完全受注生産にした。
パルコはブースター事業で、外部企業との協業を軸に「地方・地域の伝統的な産業・技術・特産物にフォーカスしたプロジェクト」を強化してきた。カイハラとの取り組みはその一環。ローランダーはビンテージ古着のリメイクを主力としており、「カイハラの素材を生かした商品が作れる」とし、3社で協業することにした。