簡単に開封できる「シェアバッグ」を繰り返し使い、梱包ごみやCo2の排出を抑える
アダストリアの子会社アドアーリンクはライフスタイルDtoC（メーカー直販）ブランド「オー・ゼロ・ユー」で、物流サービス「コンベイ」（東京、梶田伸吾代表）と提携した。繰り返し使える「シェアバッグ」を活用した地球に優しい配送を実現する新たなサービスを4月13日に開始した。導入後1カ月でユーザーの30％以上が利用し、今後さらなる利用者の増加を見込む。
シェアバッグは使い捨てしないエコな包装バッグ。ハサミやカッターを使わずに簡単に開封でき、梱包（こんぽう）ごみを最小限に抑えられる。商品を取り出したら二次元コードを読み取り、折り畳んでポストに返却する。返却後にはオンラインストアで使える特別なクーポンを獲得できる。利用者からは「梱包が簡単にポストに返却できるのはうれしい」との声がある。
「物流、配送の分野で問題になっている年間150万トンとされる梱包ごみについて、梱包材の省資源化や環境負荷の軽減ができないかと思案していた」という。
コンベイの物流サービスで段ボールの代わりにシェアバッグを使えば、商品配送時のごみを減らせるほか、CO2（二酸化炭素）排出量を既存の梱包材に比べて大幅に削減できる。
