《モノからコトの時代への対応 全米小売業大会から⑥》多様性・包括性が業績に好影響

2023/02/14 14:00 更新有料会員限定


ターゲットのセッション(全米小売業協会提供)

 ダイバーシティー(多様性)もセッションと展示会場の両方で、重要なテーマとなった。大手ディスカウンターのターゲットはマントラ「共に気遣い、成長しよう」を掲げ、ダイバーシティーを実践しながら業績を伸ばしている好例といえる。

【関連記事】《モノからコトの時代への対応 全米小売業大会から⑤》サステイナビリティー関心高まる テクノロジーが支える

 ターゲットはコロナ下で工場の閉鎖やサプライチェーンの問題があったにもかかわらず、ここ2年くらいで売上高を300億ドル増やした。同社のブライアン・コーネル会長兼CEO(最高経営責任者)は、「大きな成果を上げる上で、企業カルチャーは重要な役割を担う。ターゲットの役員の3分の1、リーダーの半分は女性だ。2000以上ある店の半分近くは女性が率いる」と語り、ダイバーシティーと業績の相乗効果を強調した。

従業員気にかけて

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事