ダイバーシティー(多様性)もセッションと展示会場の両方で、重要なテーマとなった。大手ディスカウンターのターゲットはマントラ「共に気遣い、成長しよう」を掲げ、ダイバーシティーを実践しながら業績を伸ばしている好例といえる。
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ターゲットはコロナ下で工場の閉鎖やサプライチェーンの問題があったにもかかわらず、ここ2年くらいで売上高を300億ドル増やした。同社のブライアン・コーネル会長兼CEO(最高経営責任者)は、「大きな成果を上げる上で、企業カルチャーは重要な役割を担う。ターゲットの役員の3分の1、リーダーの半分は女性だ。2000以上ある店の半分近くは女性が率いる」と語り、ダイバーシティーと業績の相乗効果を強調した。
従業員気にかけて
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