「ピーク＆パイン」など、水着・アクティブウェアのミューラーン（東京）が提案する24年シーズンのファッション水着は、ノスタルジックな柄物や、チュールやレースのレイヤードアイテムが新鮮だ。鮮度の高いアイテムやスタイルを例年より早く打ち出し、コロナ禍明けの旅行やクルーズ、ホテルステイ、キャンプなど、お出かけ需要の本格回復に伴う水着商戦を盛り上げる。
（壁田知佳子）
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ピーク＆パインのイチ押しスタイルは、レトロなフラワープリントワンピースに同柄のスカート、チュールのパフスリーブトップを合わせるレイヤードスタイル。ワンピース単体、ワンピースとスカート、ワンピースとパフスリーブトップなど、様々な着方を楽しめる。チュールのレイヤードアイテムは、前後どちらでも使えるキャミソールタイプもある。水着だけでなく、デイリーのファッションアイテムとしても使えそうだ。
水着はほかに、ストライプや水玉、トロピカルな植物柄、小花・大花柄など、大人世代には懐かしい、若い世代には新鮮な柄がずらりと揃う。羽織り物は、ワッフル調素材のラッシュガードや、ノスタルジックなかぎ針編み風のレーシーカバーアップなどを企画した。
柄はメンズや子供用も豊富で、ファミリーやカップルのコーディネートも可能。〝サニーファミリー〟として打ち出している親子お揃いができるトロピカル柄などのシリーズは、狙い通りファミリーでのセット購入が多いという。
大人世代向けの「リベーチェ」からは、高級ラインが登場する。黒を基調に、ゴールドの金具やメッシュやシックなペイズリー柄の部分使い、同柄のパレオやワイドパンツなどを揃え、インポート感覚のラグジュアリーリゾートスタイルを作る。水着とリゾート服のセットで5万円程度。近年出店を増やしている百貨店の顧客にふさわしいハイエンドラインとして訴求する。
メンズも定番の無地やヤシ柄に加え、レディスと同柄を数多く揃える。
工場から動画で伝えるメイド・イン・ジャパン
同社の水着やアクティブウェアのほとんどがメイド・イン・ジャパン。東京、秋田、宮城、富山、長崎の協力工場で作っている。SNSで工場の様子を動画配信したところ反応が良かったことから、今年は店頭でも製造現場の動画を流し、日本製や丁寧な物作りを伝える。
