デザイナーの後藤愼平が手掛ける「MASU」(エムエーエスユー」が、「プーマ」との協業で大きな実績を上げている。25年秋冬から1シーズン3型ずつ販売し、10月12日に発売した第3弾は、ビクトリアンジャケット風のトラックジャケット(税込み3万800円)約1200着が数日で完売した。
「プーマが存在する以前のプーマを念頭に置いて、MASUの秋冬のテーマに結び付くようにデザインした」と後藤は話す。サイドラインが入ったプーマのロングセラー「T7」をベースに、19世紀の貴族が着用したジャケットの作りを融合した。なじみのある形に、フロントのボタン仕様、袖の縫い目のギャザー、後ろ身頃のシェイプラインといったスポーツウェアとは相反する装飾的な要素が溶け込み、若い世代の目を引いた。
第1弾からスニーカーやバッグなど様々なアイテムに取り組み、それぞれ完売している。「協業の声を掛けて頂いた以上、ちゃんと結果を出せるよう、一つひとつに勝負する気持ちで取り組んできた」積み重ねが背景にある。
MASUとは別に、協業商品3型のために毎シーズン会場を作り込んで卸売先に向けた展示商談会を実施。企画の意図が伝わるよう、コミュニケーションを重視した営業活動をしていることが数字につながっている。
27年春夏の第4弾は、ビクトリアンジャケットにセットアップできるピンタック入りのトラックパンツ、協業のロゴが入ったキャップ、スニーカーを販売する予定だ。
