ミハラヤスヒロ、16年秋からブランド名変更

2015/12/24 15:11 更新


 「ミハラヤスヒロ」(三原康裕)は、16~17年秋冬から、ブランド名を「メゾン・ミハラヤスヒロ」に変更する。16年1月のパリ・メンズコレクションでメゾン・ミハラヤスヒロとして初のショーを行い、3月に東京・表参道ヒルズ内に旗艦店を移設オープンする。

 メゾン・ミハラヤスヒロは「コレクションの純度を高めつつ、さらに自由な表現をする場」とし、ベーシックラインとして従来の「ミハラヤスヒロ」を残す。「自分にとって大きな転機を迎えている。今まで、実験的な要素とベーシックな要素を混在させながら発表してきたが、よりエゴイスティックに、よりイノベーティブに、今までにない表現に挑戦したい」(三原)として、ラインを分けた。

 独学で靴作りを始めてから20年が経ち、ブランドを取り巻く環境は大きく変わった。「モードやアバンギャルドを求める人はもはや絶滅危惧種かもしれないが、体裁のいいベーシック服だけで事足りるのであれば、売り上げの数字だけがブランドの信憑性になってしまう怖さがある。そういう時代だから仕方ないとは言いたくない。自分が何をやるべきか、何を表現すべきかに集中したい。やはり、表現はメッセージでなければならないと思っている」と三原。



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