【パリ＝松井孝予通信員】LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、1月に退任した「ルイ・ヴィトン」メンズコレクションのアーティスティックディレクター（AD）、キム・ジョーンズの後任にヴァージル・アブローが就任したと発表した。アブローの初コレクションは、6月にパリで開催される19年春夏メンズ・コレクションとなる。
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アブローは80年米国生まれ。ウィスコンシン大学で土木工学を学んだ後、イリノイ工科大学で建築の修士号を得た。12年に自身のブランド「ヴァージルアブロー・オフホワイトc/oヴァージルアブロー」を立ち上げ、15年からパリ・コレクションで発表している。ミュージシャン、カニエ・ウェストのアーティスティックアドバイザーとしても知られている。
ルイ・ヴィトンのマイケル・バーク会長兼CEO（最高経営責任者）は、「ヴァージルのラグジュアリーとクラフトに対する感性は、ルイ・ヴィトン・オム（メンズ）の未来を決定していくだろう」と期待を述べている。
アブローは、「ルイ・ヴィトンの歴史的財産と創造性は私にとってインスピレーションの鍵であり、現代へ橋渡しをしながらオマージュを捧げていきたい」と語っている。
