ルックの婦人服「キース」の18年秋冬物は、羊毛産業が盛んな英国の街ノリッチと湖水地方をイメージした色柄やアイテムを提案する。9月にはV&A博物館と協業した柄のアイテム、10月には英国らしさをモダンに表現した新ライン「エスタブリッシュコレクション」を発売するなど、英国らしさを色濃く表した。
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ノリッチから着想したコレクションのテーマは「シティ・オブ・スカーブス」。ノリッチで〝ティアドロップ〟と呼んでいたというペーズリーを象徴的に使った。初めてのV&A博物館との協業では、ノリッチで作られた織物の柄をジャカードやプリントなどで再現した素材を作り、シャツ、ドレス、スカートなどに取り入れた。
湖水地方をイメージした「ワーズワースカントリー」のコレクションは、ハニーゴールドやグリーンなどソフトな中間色を使ったカントリースタイルを中心に、ファスナー使いやライン入り、キュロットスカートなどスポーツの要素も取り入れていく。
新たに加えるエスタブリッシュコレクションは、ツイードのジャケットやスカート、フェアアイルのセーターやベスト、ブランドの独自チェックのコートやスカート、タータンチェックのストールやマフラーなど、英国を象徴する素材や柄のアイテムを揃える。
通勤需要に対応するライン「エッセンシャル」からは7月、夏のきちんとしたジャケットとボトムのセットアップスタイルを企画。キースの顧客に多い学校の先生などの、夏のセットアップニーズに対応する。