イトキンの「MKオム」は18年秋冬物から従来の顧客設定と販路別MDを見直し、全販路でブランドイメージを統一する。
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顧客像を29歳独身男性として、職種や年収、1週間の仕事のスケジュールや趣味、ファッション傾向などを細かく設定した。キャッチーなネーミングの店頭プロモーション(半月に1回)から企画へ落とし込むことで新規顧客の開拓も狙う。
18年秋冬は全体的にはビンテージストリートと伝統柄によるクラシックなスタイルを提案する。秋を感じられる軽い羽織りアイテムのニーズが高い8月前半にはチェック柄の羽織りなどを「一点突破シャツ」として訴求。
後半は「ジャケット方程式」と題してテーラード仕立てのかっちりしたジャケットやラッセルのスタンドカラージャケット(1万7000円)、クラシック柄のセットアップ(上下で3万円)などを出す。
9月前半は「ブラザーズ系」としてロング丈の羽織りコートを中心にフェミニンで中性的なスタイルを提案する。後半は「ブルゾン対決」で、得意とするクリーンなミリタリーテイストのアウターやレザーのフライトジャケット(3万9000円)にワイドチノパンのワイルドなスタイルを出す。
10月前半は尾州産のダブルフェイスウールや「ウールリッチ」の先染めコートのほか、イタリアのニット糸のセーターなど素材にこだわり「プチリッチ」を表現する。後半はダウンアイテムを中心にオンからオフまで「ヘビロテアウター」を揃える。