「イントゥーカ」 シルエットがきれいなジャケット

2018/03/16 06:24 更新


 「イントゥーカ」は、横編み、丸編みで作る大人の女性ための日常着のブランド。取り立てて目立つデザインではないが、作りに力を感じる上質なアイテムが揃う。「買った後にがっかりしないように作っている」と言う通り、どれも長く愛用できそうだ。ニットブランドというわけではなく、服作りの得意な手法がニットという。

 18年秋冬は、ロングカーディガンのたっぷりと膨らみのあるビショップスリーブやプルオーバーのレッグ・オブ・マトンスリーブなど、袖の形が魅力的。裾から黒~グレーのグラデーションになったモヘヤのシリーズも目を引く。ジャケット、ガウンコート、ワンピースなどがある。

 定番的なアイテムが多いが、糸とアイテムの形の相性や編み方など毎シーズン研究を重ね、同じものは作らない。ファンが多いというジャケットは、後ろがぺプラムのジャケットであればぺプラムの形をどうきれいに出すか、増やし目、減らし目の加減を追求する。着心地が良くてシルエットもしっかりきれいなジャケットは、それだけで様になる。

 フルレングスのワンピースやコート、同じシリーズでトップとセットアップにしたいスカート、パンツも色々ある。

 専門店向け卸のほか、百貨店の期間限定店での販売が好評。松屋銀座本店では定期的に開催している。パリの合同展を通じて海外へも販売している。

鹿の子に編んだジャケット6万7000円、ガーター編みスカート4万4000円


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