阪急うめだ本店は10月19日から9階祝祭広場で「ヘラルボニーアートコレクション」を実施している。31日まで。ファッションや生活雑貨、家具など「ヘラルボニー」のオリジナルプロダクト、同イベントを皮切りに販売開始したディズニーとの協業商品、アート作品などを展示・販売する。このほか、各階の複数のブランドでも協業商品を販売する。
ヘラルボニーは、主に知的障害のある作家150人以上とライセンス契約を結び、アート作品データを活用したネクタイ、シャツ、ダウンジャケット、パーカなどのファッション商品や財布、マグカップ、携帯カバーケースなど雑貨や家具・インテリア雑貨などのオリジナル商品を手掛けている。イベントでは約300品目の商品を販売する。リアル店舗では先行販売となるディズニーとヘラルボニーの協業商品もファッションや雑貨など数多く揃えた。国内外で高い評価を得ている衣笠泰介氏ほか約160のアート作品も展示・販売する。
このほか、「トゥモローランド」のオリジナル3ブランド、「ロクシタン」「アルティザン＆アーティスト」「タン」「ファミリア」などがヘラルボニーとの協業商品を各ショップで販売する。
なお、オリジナル商品を広げているヘラルボニーは、川徳（盛岡市）に常設店を開設している。「東京、大阪での常設店を開設したい。障害者が働く飲食店も作りたい」としている。
アートコレクションは、2回目となる全館イベント「ハーモニー・フォー・ザ・スマイル」（19日～11月1日）のメインコンテンツとして企画した。このほか、9階うめだギャラリー・アートギャラリーで「長坂真護展スティル・ア・ブラックスター」（19日～11月14日）や各階コトコトステージや各売り場でもダイバーシティー（多様性）やローカル、エコを切り口にした商品を販売する。
ハーモニー・フォー・ザ・スマイルは今後も年2回開催する計画。
