子供服のF・O・インターナショナル(神戸)の卸向けブランド23年秋物は、主力ブランドでジュニアサイズを拡充し、トドラーと同価格とすることで販売拡大を目指す。靴など生産ロットが大きい商材も、SPA(製造小売業)業態とまとめて生産するなど企業規模を生かして提案する。
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男児向け「F・O・キッズ」と女児向け「セラフ」で、150センチ、160センチサイズまで商品を増やした。通常ジュニアサイズはトドラーよりも価格が上がるが、関心はあっても価格がネックで発注に至らないこともあるため、今回は同価格で提供する。F・O・キッズのジュニアは150センチまでで、MA–1(税込み2990円)やウィンドブレーカー、カーディガン、ロングTシャツ、デニムパンツまで幅広く揃える。セラフはジュニア向けを意識し、160センチまで揃えた商品も企画した。クロップト丈のスウェット(3490円)やVネックベスト、ニットとプリーツ生地のドッキングチュニックなど、トレンド感がありながら通学でも着やすい商品を出す。
雑貨の「アンパサンド」は、女児向けの靴を充実した。これまでも上靴やボアブーツなどは出していたが、お出かけ用の靴が市場に少ないという声が多いため、SPA業態とまとめて生産することでバリエーションを揃えた。リボン付きのバレエシューズ(3190円)やファーリボン付きパンプス、サイドゴアブーツなど。
インポート風デザインの「アンパサンド・プルミエ」は、ギフト向け商品の受注が増えている。おしゃれママ層に人気のニットボンネットとニット襟のスタイのセット(3190円)は、袋のパッケージ入りで雑貨感覚で気軽に買えるようにした。
動物柄が特徴のベビー、子供服「ビッツ」では、「セサミストリート」と協業したカバーオール(4990円)などのなりきりアイテムや、キャラクターの顔のミトンが付いたジョガーパンツなど、遊び心のある商品を揃える。